みなさんこんにちは。
阿加井秀樹です。
前回に引き続き一子相伝なかむらさんの料理についてご紹介していきます。
その前に現在の主人は中村元計さんで6代目となります。
一子相伝といわれるだけあり、
代々息子たちが後を継いで140以上の歴史を現在も紡ぎ続けています。
自慢の一品はぐじの酒焼きですね。
100年以上前からの名物料理として有名です。
塩をして一晩寝かせ、お酒を塗り込んで焼き、仕上げにもお酒をふりかけます。
香ばしく身はジューシーに、ぐじの旨みを存分に引き出した名物料理です。
締めには出汁を注ぎ、汁として楽しむことができます。
またなかむらさんのスペシャリテには白味噌のお雑煮も有名です。
出汁を一切使わず、白味噌と京都の水だけで作っています。
そこに辛子を入れ、軽く焼いたお餅を入れています。
白味噌の甘さと辛子のちょっとツンと来る辛さが絶妙です。
どの料理をとっても素材の良さを際立たせるための工夫が随所に散りばめられており、熟練の技術によって料理の枠から芸術へと昇華されています。
ぜひ直接名店の品を全身で感じてみてはいかがでしょうか。
それではまた。阿加井秀樹